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日本精工、40%以上軽量化した小型MT車用クラッチレリーズ軸受を開発

[issued: 2007.05.22]

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写真 日本精工の小型MT車用 クラッチレリーズ軸受TRZシリーズ

 日本精工は、小型自動車の手動変速機(MT)用として、従来比40%以上軽量化し価格競争力を高めた調心型クラッチレリーズ軸受「TRZシリーズ」を開発し、本格的な受注を開始した。今回の新製品を含めて、クラッチレリーズ軸受で2012年に60億円の売上高を目指す。また23日からパシフィコ横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展2007」に出展する。

 TRZシリーズは、今後世界的に需要が伸びると見られる小型MT車向けに、部品点数削減と材料の最適化による軽量化、専用グリースによる高温耐久性、開発鋼採用による価格競争力の向上、専用樹脂材料による耐久性向上などを目的に開発を行った。すでに10万km走行相当の耐久試験をクリアしており、一部顧客には軽自動車,小型トラック補修用として先行納入を行っている。

 軽量化では、調心部のばね構造を一体型の挟み込みばね方式に、基部にあたるスリーブ、フランジ、アンビルを樹脂素材で一体化。重量は従来比で40%以上軽い120gとなった。またこの樹脂素材は、一般的なグラスファイバー入りポリアミド樹脂に耐摩耗性に優れた反応性高分子を添加することで、特殊繊維を配合した場合と同等のアルミ製相手部品の摩耗量低減を実現した。

 専用グリースは、高温用モーター向けの合成油ウレア系グリースをベースに、合成油と鉱油を最適にブレンドした基油とすることで、一般的な鉱油系グリースの約2倍の高温耐久性を達成した。軸受軌道輪用に専用の開発鋼を採用して、低コストの熱処理である通常の焼入れ・焼き戻しでも十分な加工性と耐久性を確保している。


図 TRZシリーズと従来品の比較



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