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住友電工、廃超硬工具からのレアメタル回収技術開発を推進 

[issued: 2007.07.09]

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 住友電気工業は6日、同社が石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)に提案していた「廃超硬工具からのタングステン等の回収技術の開発」が2007年度~09年度の委託研究テーマとして採択されたことを発表した。

 同研究テーマは、JOGMECが07年度から経済産業省の補助金を受けて実施する「エネルギー使用合理化稀少金属等高効率回収システム開発事業」に採択された。住友電工は、4月に名古屋大学エコトピア科学研究所とレアマテリアルの回収・再資源化に関する共同研究を開始しており、今回の採択によりエコトピア科学研究所内に設置した「レアマテリアル循環共同研究ラボ」を拠点に、使用済み超硬工具を化学的に溶解してタングステンの中間原料であるパラタングステン酸アンモニウム(APT)に効率よく変換するリサイクルプロセスの開発を目指す。初年度の予算は3400万円で、共同研究ラボの人員は4人。

 住友電工グループは、タングステン、コバルト、ガリウム、インジウムなどのレアメタル原料を使用した製品の製造販売を行っており、希少資源であるこれらレアメタルのリサイクルや再資源化に注力している。その取り組みとして、超硬工具を扱う住友電工ハードメタルでは、使用済み製品を回収して「亜鉛処理法」によりタングステンカーバイドとコバルトの粉末を再資源化しているが、超硬工具の組成を維持しているため同じ組成を適用できる用途にしか使えない。また酸化焙焼と化学処理で超硬工具からAPTを精製回収する方法では、工程が多岐にわたり多量の薬品とエネルギーを消費するため環境負荷が大きいという問題を抱えていた。



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