OKIは、短距離無線通信のZigBeeセンサーネットワークで、低価格のマイコンで動作可能な共通鍵暗号を利用して無線ノードにデータを安全に配送する認証管理技術を開発した。OKIは情報処理相互運用技術協会(INTAP)と協力し、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「デジタル情報機器の総合リモート管理基盤技術の開発」プロジェクトの一環として、正当なZigBeeノードを簡単に登録し、不正ノードを無効化し、ネットワーク上で安全にソフトウエアを更新できる技術を開発した。
簡易登録技術は、鍵情報を分散して送信し、規定数以上の鍵情報を受信したノードのみが鍵情報を復元できる。この技術は無線通信が通信距離によりエラー率が異なることを利用し、家庭内の正当なノードだけが鍵情報を復元できるように登録設定を行うことができる。また、故障したり盗まれたノードの鍵情報を無効にするために、パケットの配送経路をもとにノードをグループ化してグループ固有の鍵を割り当て、ノードの異常を識別し鍵情報の無効化と更新を可能にした。ソフトウエアのネットワーク更新技術では、ノードを回収せずに無線でソフトウエアのバージョンアップなどが行え、ソフトウエア更新データの送信元を確実に認証できるようにし、不正な中継ノードの存在の有無などを判別可能にした。
ZigBeeは、2004年12月に成立した短距離無線通信規格で、無線LANのIEEE802.11bやBluetoothと同じ2.4GHz帯を使い半径約30mの範囲で最大250kbpsの通信を可能にする。通信速度は無線LANより遅いが、乾電池でシステムを利用できるほど消費電力が低い。ZigBeeは、2.4GHzの周波数帯域を16チャネルに分割して利用し、1つのネットワークに最大64,000個の機器を接続できるため、情報家電、センサー、電力/ガスメーター、屋外やビルの監視装置などの無線ネットワークで利用が広がる見通しにある。
OKIは2007年10月2日から6日に幕張メッセで開催されるCEATEC JAPAN 2007で、ZigBee認証管理技術の「健康管理システム」への応用例を、「デジタル情報機器の総合リモート管理基盤技術の開発プロジェクト」のブースで展示説明する。この展示では、一般家庭向け遠隔健康管理サービスなどを想定し、アルファシステムズのDLNA/UPnP-ZigBeeゲートウェイを介してZigBee対応の体重計の測定データなどを送信して、デジタルメディアプレーヤーなどに表示する。
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沖電気、共通鍵暗を利用するZigBee認証管理技術を開発
[issued: 2007.09.26]
家庭内ZigBeeセンサーネットワーク
ZigBeeを利用した健康管理システム
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