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積水化成品工業、加熱寸法安定性を有するポリ乳酸ビーズ法樹脂発泡体を開発

[issued: 2007.10.29]

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 積水化成品工業は、トウモロコシなど植物由来のポリ乳酸樹脂を使い、摂氏150度に加熱しても成型品の寸法安定性を有するビーズ法樹脂発泡体の開発に成功した。ポリ乳酸樹脂は環境負荷が低い材料として電子機器の筐体、フィルム、繊維などに使用され始めているが、ビーズ法の発泡体に使用すると60度以上で変形しEPS(ビーズ法ポリスチレン樹脂発泡体)やEPP(ビーズ法ポリプロピレン樹脂発泡体)に比べ寸法安定性が劣り広く利用できなかった。ビーズ法樹脂発泡体は、型内気泡発生により成型したビーズ状の発泡樹脂粒子で、ビーズを金型などに充填して数倍に発泡させて様々な加工品に成型することができる。

 ビーズ法樹脂発泡体の加熱寸法安定性を高めるには結晶化度を高くする必要があり、高結晶性ポリ乳酸樹脂は結晶度を高めると耐熱性が高まり成型加工が困難になるという問題を抱えていた。積水化成品工業は、成型加工中のポリ乳酸樹脂の結晶度を低く抑制して成型加工し、最終工程で結晶化度を高くする製造プロセスを開発してこの問題を克服した。最終加工品は、90度から100度で寸法安定性が低下するEPSやEPPより高い150度でも寸法がほとんど変化せず、耐油性、耐候性、圧縮強度、圧縮弾性でも優れた特性を発揮した。今回開発したビーズ法ポリ乳酸樹脂発泡体では、6倍と20倍の2種類の発泡倍率を実現し、立方メートルあたり200kgと60kgの密度で10mmから30mmの厚さの成型品に利用できる。

 新開発のビーズ法ポリ乳酸樹脂発泡体は、EPSとEPPを基本的に代替可能で、自動車部材、意匠箱など食品包装材、玩具、ヘルメット芯材、高温用断熱材、化粧型枠などに利用することができる。同社は現有のパイロットプラント(生産能力120トン/年)を使用して市場評価とテスト販売を行い、市場開発の状況を見ながら生産能力600トン/年の新規プラントの導入を検討する。

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