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東レ、世界最高レベルの導電性を持つポリエステル繊維を開発

[issued: 2008.01.22]

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 東レは1月、高い変形追随性と高導電性を両立するポリエステルポリマーとともに、その応用展開の第1弾として合成繊維で世界最高レベルの線抵抗となる104Ω/cm台の導電性能を有する新規ポリエステル繊維を開発したと発表した。

 今回開発した繊維の表面には均一な導電層が形成されており、繊維の長さ方向における線抵抗の「むら」を示す変動係数(CV値)は従来製品の10分の1となる0.1未満で、高い導電均一性を示している。ポリエステル繊維本来の柔軟性と曲げ回復性も有していることから、従来適用が難しかった帯電防止テープ、クリーンルーム用防塵衣、産業資材などの性能向上など幅広い用途展開を模索する。

 従来の導電繊維は、カーボンブラックなどの導電剤を添加していたが、ポリエステルは導電剤の分散性が悪く、多量に添加すると粘性が増し均質な糸を製造することが困難だった。東レは高分子設計技術により、ベースポリマーと導電剤の親和性をナノレベルで制御し、導電剤を多量に添加しても変形追随性が高いポリエステル系ポリマーを実現。さらに導電剤を高濃度に添加しても繊細な糸を溶融紡糸で製造できるようにした。そしてポリエステル導電繊維では、独自の精密複合製糸技術により、この導電性ポリマーによる導電層を繊維表面に均一に形成することで導電均一性を実現した。

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