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台湾シミュラ・テクノロジー、樹脂コーティングでスライド式携帯電話ヒンジの20万回以上の高摺動性を実現

[issued: 2008.05.16]

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VICOTE Coatingsを施したスライドヒンジ部品
VICOTE Coatingsを施したスライドヒンジ部品

 ビクトレックスジャパンは、台湾の携帯電話部品メーカーのSimula Technology(シミュラ・テクノロジー)社が熱可塑性樹脂コーティング材料VICOTE Coatingsを、スライド式携帯電話のヒンジ部品に採用したと発表した。

 スライド式携帯電話は、上下に重なったディスプレイとキーボードの各ユニットをヒンジ部品でスライドさせるため、ヒンジ部品に高い摺動性が求められる。シミュラ・テクノロジーはこれまで、スライドヒンジ部品の摺動部分にポリイミド樹脂系粘着テープを使用してきたが、経時劣化による緩みや引っ掛かりが生じ摩耗性の問題を抱えていた。

 VICOTE Coatingsは高機能熱可塑性樹脂VICTREX PEEKを主成分とするコーティング材料で、シミュラ・テクノロジーのテストで20万回以上にわたり初期の円滑な動きを維持することが実証された。同コーティング材料は粘着テープよりはコスト高になるが、テープ処理をコーティング加工に切り替えることにより、製造工程が簡略化され、歩留まりが高まることから、生産効率の向上とトータルコストの低減につながると評価された。ビクトレックスジャパンは、6月25日から東京ビッグサイトで開催される「機械要素技術展」で、同社樹脂材料を用いた国内外の製品を展示する。

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