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住友大阪セメントと稲畑産業、スーパーエンプラの中空成形を実現

[issued: 2008.11.10]

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 住友大阪セメント、稲畑産業、アイ・アンド・ピーの3社は共同で、従来のプラスチック成形では不可能だった複雑な3次元形状や内側造形、中空形状などを安定した寸法精度で一体成形できる樹脂成形法による量産技術を開発し、受注を開始した。新技術は、金属の精密鋳造に用いられているロストワックス鋳造のプロセスを、熱可塑性樹脂に応用したロストワックス精密樹脂成形法(LWIM:Lost Wax Injection Molding)で、金属精密部品などをスーパーエンプラで成形した部品で置き換えることも可能になる。

 LWIMは、ロストワックス鋳造の脱ロウ工程と同じように、製品となる外殻樹脂の内側を中空にするために封入する「中子(なかご)」を外殻成形後に除去する。継ぎ目無しの中空構造を実現するロストコア法などの従来の方法では、中子の融点が100℃程度と低く成形温度が300℃前後のスーパーエンプラなどの高性能樹脂を外殻に使えなかった。住友大阪セメントとアイ・アンド・ピーは、中子を加水分解、溶融、水への融解という3つの作用で除去する蒸気式オートクレーブ法を開発し、融点の高い中子材料を利用可能にした。

 LWIMでは、外殻樹脂にスーパーエンプラを用い、金型から離型しにくいアンダーカット形状の賦形、樹脂の厚みを部分的に制御する偏肉中空成形などの複雑な形状を一体成形できる。LWIMで作られた部品は継ぎ目がなく、構造的に信頼性が高く組立コストの削減も可能になる。同技術により数多くの樹脂材料と一般の熱可塑性射出成形機が使用でき、これまで接合していた樹脂部品を一体成形できる他、金属精密鋳造部品をスーパーエンプラ成形部品に代替することで軽量化などが可能になる。

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