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このページをホームページに登録Directions 転換の舵取り
成長市場で指名獲得
iQプラットホームでロボットと制御を一体展開
[2008年07月号]
三菱電機
役員理事FAシステム事業本部
機器事業部長 井口功氏
成長分野で伸ばす
国内では一段のシェア拡大を図る。08年度には国内トップシェアの3品目、シーケンサで58.1%、インバータで40.8%、NF遮断器で48.8%を目標にしている。同様にシェア2位の3品目では、サーボで32.3%、表示器で40.9%、電磁開閉器で38.4%を狙っている。
シェア拡大策としては、広範なエンドユーザーに対する営業力を強化する。従来、機械・装置メーカー止まりだった営業をエンドユーザーにまで延伸。支社製造業チームおよび特約店と連携して、販路未確定のエンドユーザー約9,000事業所への巡回・訪問・DM発送を通じて総点検を実施する。
これとともに、FPD、自動車、省エネ事業といった製造業成長分野で、三菱機器の指名を獲得する活動を強化する。
また、今年、新市場3分野の開拓を図って、製造設備プラントをリサーチ中だ。すなわち、鉄、アルミに続く第3の汎用素材として成長途上の炭素繊維産業、ニッケル水素電池からリチウムイオン電池への需要シフトが進展中の自動車用電池産業、製造方法として結晶系から薄膜系へと移行中の太陽電池産業だ。
炭素繊維は東レ、三菱レーヨン、帝人系の東邦テナックスの御三家が世界シェアの7割近くを占める。高レベルな繊維材料を作る技術をもった企業でしか製造できないため、製造工程を含めベールに包まれているところが多い。が、後工程ではいろいろな機械装置も入ってくると予測している。自動車電池については市場がかなり顕在化している。自動車製造の心臓部品となるから、供給体制も分散はせずに集中する。その生産拠点の設備に指名活動をしかけたい。太陽電池は薄膜系では液晶パネルの製造装置メーカーと重複しており、普段おつきあいのあるメーカーが多い。
シェア拡大策としては、広範なエンドユーザーに対する営業力を強化する。従来、機械・装置メーカー止まりだった営業をエンドユーザーにまで延伸。支社製造業チームおよび特約店と連携して、販路未確定のエンドユーザー約9,000事業所への巡回・訪問・DM発送を通じて総点検を実施する。
これとともに、FPD、自動車、省エネ事業といった製造業成長分野で、三菱機器の指名を獲得する活動を強化する。
また、今年、新市場3分野の開拓を図って、製造設備プラントをリサーチ中だ。すなわち、鉄、アルミに続く第3の汎用素材として成長途上の炭素繊維産業、ニッケル水素電池からリチウムイオン電池への需要シフトが進展中の自動車用電池産業、製造方法として結晶系から薄膜系へと移行中の太陽電池産業だ。
炭素繊維は東レ、三菱レーヨン、帝人系の東邦テナックスの御三家が世界シェアの7割近くを占める。高レベルな繊維材料を作る技術をもった企業でしか製造できないため、製造工程を含めベールに包まれているところが多い。が、後工程ではいろいろな機械装置も入ってくると予測している。自動車電池については市場がかなり顕在化している。自動車製造の心臓部品となるから、供給体制も分散はせずに集中する。その生産拠点の設備に指名活動をしかけたい。太陽電池は薄膜系では液晶パネルの製造装置メーカーと重複しており、普段おつきあいのあるメーカーが多い。
ニーズ先行型製品を投入
今年の新製品であるセーフティ機器の拡張や、イーサネット対応シーケンサなどは特約店や国内市場のニーズに対応するというよりは、ニーズ先行型の開発製品といえる。
機械安全・機能安全領域では欧州が先行し、日本が後追いする格好となっている。IECの標準規格化をわれわれが十分早く察知しなかった反省もある。このような業界の動きをわれわれがメーカーとして先行して取り込み、国内市場にも提供していく。
安全対応に関しては、すでに安全シーケンサを自動車などの大規模システムに展開している。このほど、液晶パネル製造装置のような中規模のニーズに適した安全リレーユニットをリリースした。
また海外でデファクトとなってきたFAイーサネットへの対応も同様だ。われわれはプライベートネットワークを持っているが、これとともにグローバルに普及しているイーサネットへの対応をきちんと整えるために、イーサネットを内蔵したシーケンサCPUを5月に追加した。
またパソコンCPU、計装領域の製品開発に関しても同様だ。リアルタイムOSのVxWorksを搭載しC言語でプログラミングできるシーケンサを発表した。これらの分野では、開発パワーも費用も開発時間も負担となるが、それを実行しなければ市場をリードすることはできない。
他方、必ずしも海外で動いたから日本で動くとは限らない。それぞれ日米欧に製造業の異なるテイスト(趣好)が育っており、日本としても標準を世界に提案していかなければならない。
機械安全・機能安全領域では欧州が先行し、日本が後追いする格好となっている。IECの標準規格化をわれわれが十分早く察知しなかった反省もある。このような業界の動きをわれわれがメーカーとして先行して取り込み、国内市場にも提供していく。
安全対応に関しては、すでに安全シーケンサを自動車などの大規模システムに展開している。このほど、液晶パネル製造装置のような中規模のニーズに適した安全リレーユニットをリリースした。
また海外でデファクトとなってきたFAイーサネットへの対応も同様だ。われわれはプライベートネットワークを持っているが、これとともにグローバルに普及しているイーサネットへの対応をきちんと整えるために、イーサネットを内蔵したシーケンサCPUを5月に追加した。
またパソコンCPU、計装領域の製品開発に関しても同様だ。リアルタイムOSのVxWorksを搭載しC言語でプログラミングできるシーケンサを発表した。これらの分野では、開発パワーも費用も開発時間も負担となるが、それを実行しなければ市場をリードすることはできない。
他方、必ずしも海外で動いたから日本で動くとは限らない。それぞれ日米欧に製造業の異なるテイスト(趣好)が育っており、日本としても標準を世界に提案していかなければならない。
ロボット事業を取り込む
従来産業メカトロニクス事業部で扱っていたロボットを08年7月から機器事業部で販売する体制に移管した。機器事業部でiQプラットホームに基づいた PLCをリリースしたが、これによってシーケンサのベースユニットにロボットコントローラを接続できる。従って技術・製品的に同一プラットホームをベースとしたシーケンサとロボット展開の相乗効果が期待できるという背景がある。またビジネス面では、ロボットのエンドユーザー、ロボット装置メーカーには機器事業部の顧客が過半を占めている。さらに販売店ルートでも産業メカトロ系では加工機に強みがあるのに対し、三菱のロボットは加工よりも組立て産業、検査産業に適する。このため機器事業ルートで扱う方が、商機が大きいと判断した。
ロボットは07年度比で09年度には売上げを20%伸ばしたい。
(聞き手:甲斐真一郎)
ロボットは07年度比で09年度には売上げを20%伸ばしたい。
(聞き手:甲斐真一郎)
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